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長野・千曲川氾濫の現地報告 加藤綾子キャスター

台風19号の影響で大きな被害が出た長野・千曲川の被災現場から、加藤綾子キャスターが生報告する。

台風19号の影響で、千曲川の堤防が決壊し、大規模な浸水被害に見舞われた長野市穂保地区。
堤防のふもとにある自宅の1階は、壁ごと流されてしまって、中が見えている状態になっていた。

堤防では、重機での復旧作業が行われていて、新たな水の流入はなかった。

しかし、空模様は依然、不安定で、住民たちの不安は続いている。

宮城・角田市で、ボートで救助活動に向かう自衛隊員たち。
物資を配ったり、車の中に人がいないか確認しながら、助けを待つ人のもとに駆けつけていた。

救助された角田市民「まさか、ここまでひどいとは思わなかった」

3連休を襲った“最強クラス”の台風19号。
被災した多くの現場には、想像を絶する爪痕が残されていた。

茨城・大子町。
大子町から福島駅へと走っていくJR水郡線の走る鉄橋がかかっていたが、台風の影響で流されてしまっていた。

栃木・足利市で、水が引いた道路に残された無数の白い塊は、牛の餌。
高さおよそ1メートルほど、そして水を含んでいるせいか、押しても全然びくともしないぐらい重い。

最強クラスの台風19号による死者は、14日午後5時半時点で52人にのぼり、15人が行方不明、けが人は202人に上っている。

また、堤防の決壊地点について、国交省は14日午後、これまでの21河川の24カ所から、37河川の51カ所に増えたことを明らかにした。

深刻な浸水被害が各地で相次ぎ、あふれた川の水が引いていない場所も多く残されている。

宮城・丸森町、泳がなければならないほど深く冠水した道路。
男性が家の玄関にたどり着いても、胸の辺りまで水に漬かっていた。

400mmを超える雨が降った、丸森町の14日朝の様子。
泥の上には水、食料と書いてあり、近くに人の姿も確認できた。

自衛隊によるボートでの救助作業。
ほっとして、涙を流す女性の姿もあった。

那珂川が氾濫して、大規模な浸水被害に見舞われた茨城・水戸市。

坂を下った先には、多くの人が。

常磐道の水戸北スマートインター付近では、14日になっても、建物の屋根の部分まで浸水していた。

水が引いた住宅地では、道路脇に泥だらけになって積まれた布団などの家財道具。
それらは、頭ほどの高さにまでなっていた。

遠くを見つめる男性。
その先にあったのは、水没した農業用ハウスだった。

ネギが、出荷の時期を迎えようとしていた。

ネギ農家「水、早く抜けてもらいたいですね」

秋山川が氾濫し、一帯が浸水した栃木・佐野市。

ぬかるんだ泥が、家の中まで入ってしまった住宅。
その風呂場では、浴槽の下から泥があふれ出た。

各地で復旧の妨げとなっているのが、こうした泥と水。

その被害は、人気の観光施設にも。

季節の花が咲き誇り、巨大な藤棚でも知られる、栃木県の「あしかがフラワーパーク」。
見ごろの花が被害を受けた。

あしかがフラワーパークでは、「(池のようになっているが、もともと水は?)ないんです。全部(水は)なかったところ。苗から育ててきたものです。本当むなしいですね」との声が聞かれた。

施設では、15日まで臨時休園とし、16日からの営業再開を目指すとしている。

一方、大規模な土砂崩れが起きた現場では、懸命の捜索活動が行われている。

神奈川・相模原市緑区では、住宅4棟が押しつぶされ、60代の夫婦の安否がわかっていない。

今回の台風による死者の数は、52人に増えた。
そして、依然として15人が行方不明となっている。

加藤綾子キャスターは14日、朝から千曲川が氾濫した長野市穂保地区を取材していたが、堤防に近いところでは、大量の土砂が流れ込んでいた。

その土砂は、深いところではおよそ20cmほどの深さだった。

その土砂をかき出す皆さんの姿が、とても印象的だった。

そして、長野市にある体育館に設置された避難所。

一時300人を超える人が集まっていたということだが、皆さん、家に戻って自宅の整理などをしているという。

中では炊き出しが行われていて、ちゃんこ鍋が振る舞われているという。

見る限りでは、大きな混乱はないが、各地で行方不明の人の懸命の捜索が続いている。

一刻も早い救助と、被害の全容解明が待たれる。

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